金沢らしい景観まちづくりを進める
現在担当している業務はどんな内容でしょうか
景観政策課では、建築行為やインフラ整備等の公共事業に対し周辺環境との調和を図りながら良好な景観を保全・創出する業務を行っています。平たく言えば、民間事業者の建築行為であれば建築物の形態や色彩等、インフラ整備等の国・県・市の事業であれば舗装材や照明灯、街路樹等について、それぞれ協議を行うことで良好な景観誘導を図っています。
また、これらの事業に関して景観への影響が大きいものについては、大学教授等の有識者に意見を頂きながら業務を進めているところです。他にも、本市特有の景観資源をより広く周知し市内の回遊性を向上させるため、ライトアップ(例:金沢駅の鼓門)や看板(例:眺望点サイン)の設置等の業務、市民ボランティアの方々と協働して景観資源の調査・取材や金沢の景観を考える市民会議の開催等を行うことで、市民の景観に対する意識啓発に繋げる業務も行っています。
金沢らしい景観まちづくりを進めるうえで行政が果たす役割は大変大きく、やりがいと責任を感じる毎日です
総合治水対策実施計画、水害ハザードマップ、避難確保計画
これまでに担当した業務はどんな内容でしょうか
入庁して最初に配属となったのは内水整備課でした。内水整備課は市内の河川や水路の整備、維持管理等を通じて、水害対策を行っている部署です。特に近年は全国各地で毎年のように水害が発生しており、水害に強いまちづくりの推進が求められています。そのため、ハード対策に加えソフト対策を含んだ総合治水の観点から、今後の取組を示した総合治水対策実施計画の策定に携わったのが大きな業務の一つでした。
日常業務としては、河川や水路の整備、維持管理等のハード対策を主として担当していましたが、加えて水害ハザードマップの作成や要配慮者利用施設の避難確保計画の作成に対する支援のようなソフト対策まで幅広く業務を行うことが出来たので、充実した毎日だったと思います。
また、内水整備課では、大雨時に市内各地にある雨水ポンプ場や雨水貯留施設を監視・稼働させるのですが、リアルタイムで市内の降雨状況や水位等をモニタリングしながら刻一刻と変化する状況に対応している時は、まさに手に汗握る業務だったなと今も印象に残っています。
ニーズの変化に私自身が追随していかなければならない
今後の目標を教えてください
まずは自分を含め職員が健康で楽しく働き続けることが何よりも大切だと思っています。そのためには仕事とプライベートの両立や働き方改革、DX等、時代によって職場に求められるニーズの変化に私自身が追随していかなければならないと考えています。日々新しい事柄にアンテナを高く持ち、視野を広げながら、自己研鑽を行っていく必要があります。
また、私が技術士試験に挑戦していたときなどは、上司からの温かい応援と(良い意味での)プレッシャーを頂いたおかげで合格することができたことから、今後は私自身も後輩職員を温かく見守り、適切なアドバイス等が出来るような職員でありたいと思っています。
メッセージ
1日のスケジュール
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係内打ち合わせ
係内業務の進捗報告、情報共有を行い、各種相談等も行ったりします
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窓口及び電話対応
景観計画区域内行為の届出書の確認等を行い、建築行為を行う事業者等に対し、良好な景観誘導を図ります
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昼休憩
庁内の食堂で済ませることが多いですが、外に食べに行くこともあります
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13時00分
担当業務の委託事業者との打ち合わせ。状況によっては、zoom等で行うこともあります
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会議開催
景観に関する市民ボランティアの方との連絡会議の開催
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資料作成
景観に関する有識者会議の資料作成、準備等
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退庁