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無駄な経験は一つもなく 自分自身の糧になっていく実感を持てる

管理栄養士 福祉健康局 地域保健課
平成27年度入庁 異動歴:金沢市立病院中央診療部 栄養管理室~地域保健課

実習で出会った行政の管理栄養士・職員の方々が地域のために奮闘する姿に憧れた

金沢市役所に興味を持ったきっかけを教えてください

学生の時に、公衆栄養学実習で出会った行政の管理栄養士さんをはじめ、職員の方々が地域のために奮闘する姿に憧れ、自分も地元石川県で、市民の健康づくりに関わりたいと思うようになりました。中でも金沢市は学生時代お世話になった方々が多く、その方達への感謝の気持ちを込めて、金沢市に貢献したいと思いました。

事業の目的や背景、関わる人々などの繋がりを意識

仕事の「やりがい」や「醍醐味」について教えてください

第4次金沢市食育推進計画」の策定に携わった経験が、今、私が仕事に向き合う姿勢や考え方の土台になっています。計画の策定に向け、関係課所や関連団体等の方々から多くの意見や要望が出されましたが、それらを一つの計画にまとめていくことは、経験の浅い私にとって想像以上に難しく、行き詰まることもありました。しかし、この経験がなければ得られなかったことも、たくさんありました。まず、「食育」といっても、関わるフィールド、立場が違うことで、様々な考え方があることを知り、視野が広がりました。また、皆それぞれの場所で金沢市の食育推進のために尽力されていることを改めて知ることができました。以前は、それぞれの事業が断片的に見えていましたが、今はその事業の目的、背景や関わる人々などのつながりをイメージするように意識して仕事に取り組むことができるようになったと感じています。仕事をしていくうえで、無駄な経験は一つもなく、日々の経験が自分自身の糧になっていく実感を持てることがやりがいとなっています。

出会う人全てに対して誠実でありたい

今後の目標があれば教えてください

目標と言えるようなことではないですが、市民はもちろん、出会う人すべてに対して誠実でありたいと思っています。栄養指導の業務は、初対面で相手の食環境や家族構成、職業など、とてもプライベートな内容を詳しく伺う必要がある場合が多く、一方的な質問では、相手を不快な気持ちにさせてしまうこともあります。これまでの栄養指導の経験を通して痛感したのは、まずは「この人なら信頼できる」と心を開いていただかなくては、食生活改善のアドバイスを受け入れてもらえないということです。
自分なら、どんな人であれば信頼できるかをイメージしたときに、普段から人に対して誠実な人だと思い、それを自分の目指す姿として意識しながら、日々の業務を行っています。

メッセージ

自然に自分にとってやるべきことや目標が見えてくる職場

最初は具体的にやりたいことが決まっていなかったとしても、市民の役に立ちたいという思いで仕事に取り組めば、自然に目標ややるべきことが見えてくる職場だと思います。また、周りの上司や仲間のサポートも厚く、みんなで助け合いながら目的に向かって頑張れる環境が金沢市役所にはあります。みなさんと一緒に働けることを楽しみにしています。

1日のスケジュール

  • 乳幼児健康診査

    市内3か所の福祉健康センターで3か月、1歳6か月、3歳児の保護者を対象とした栄養相談を行います(保健所ではなく、直接福祉健康センターへ出勤)

  • 保健所へ移動&昼休憩

  • 試作

    幼児食教室用の調理見本を試作し、当日の調理工程・必要物品等を確認します

  • 栄養成分表示相談

    市内事業者からの栄養成分表示についての相談を窓口で対応します

  • 特定給食施設指導準備

    特定給食施設の指導(医療監視と同行)のための資料準備や情報収集を行います

  • 退庁