個性豊かな都市の環境を守り、住みよいまちであるためのお手伝い
現在担当している業務はどんな内容でしょうか?
都市計画課では、金沢市が自然や歴史的な要素などの個性豊かな都市環境を守りながら、住みよいまちであり続けるために、市民主体のさまざまなまちづくり計画を策定する仕事をしています。市全体に関わる計画から、町会単位でのまちづくりのルールを作るためのお手伝い、それぞれの計画を進めるための仕組みづくりに当たります。町会の皆さんで「こんな町にしたい、こんな施設は建ててほしくない」などのルールをつくり、お互いに守っていくための「まちづくり協定」を策定するときなどは、住民や事業者の方などの意見を調整する必要があります。市民の皆さんを主体に、民間の事業者を含めて総合的に金沢らしいまちづくりを進めるというのは、市役所でしかできない仕事だと自負しています。業務にやりがいと責任を感じる毎日です。
規模の大小にかかわらず、市民の暮らしに直結することを実感
これまでに担当した業務はどんな内容でしょうか?その業務での経験で印象に残るできごとを教えてください。
建築指導課では、建築される建物の事前審査や、完了検査などを担当しました。どんなルールにもその目的があることやルールを守ることの大切さなど法令に基づくまちづくりという考え方の基礎を学びました。
営繕課では、小中学校や市の施設の新築工事や修繕工事の設計・積算や工事が適切に行われるよう工事業者との協議を行いました。私は、小学校の雨漏りの修繕や公衆トイレといった小規模な仕事を多く担当しましたが、修繕は市民の皆さんの暮らしにつながることであり、不都合が生じれば不便が強いられることになるということを実感しました。規模に関わらず、すべての仕事が市民の生活環境の向上につながっているとひしひしと感じた業務でした。
景観政策課では、金沢の美しい景観を保全、創出するための取り組みを行っています。金沢の景観がさらによくなるためのルールづくりや、ボランティアの方と金沢の景観の魅力を再発見し多くの人に伝える業務など景観まちづくりに関わりました。
後輩を温かく見守り、本人の成長や育児など後押しできる先輩に
今後の目標を教えてください。
自分と家族が健康で過ごし楽しく働き続けることが大切だと思っています。これまで出会った上司の方々には、後輩を温かく見守っていただきました。28歳と34歳の2度出産を経験し、それぞれ1年を超える育児休業を取得しました。復帰後は、子供が3歳になるまで1時間の部分休業制度も利用しました。職場に近い保育園を選び、一緒に通勤する時間を、子どもの話を聞く時間にあてていました。育児は家族の協力もあり、気が付くと下の子も手がかからない年齢になりました。
また、37歳のときに1級建築士、44歳で技術士の資格をそれぞれ取得できました。こうした経験を得ることができたのも、それぞれ当時の上司が温かく応援してくださったおかげであり、諦めずに挑戦することができたと思います。私自身もこれからは、後輩を温かく見守り、後押しができるような職員でありたいと思っています。
メッセージ
1日のスケジュール
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係協議
地区計画の策定に関する事項を係内で協議します。
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届出等確認
係員が起案した届出了承案を確認し上司へ上げます。
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昼休憩
自席で簡単にすませることが多いです。
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資料作成
懸案事項に関する資料を作成します
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課内ヒア
懸案事項に関して上司へ報告し今後の対応案を相談します
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窓口対応
窓口で市民の相談事に係員と一緒に対応します。
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資料作成
他都市からの照会事項に回答します。
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退庁