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地域に暮らす人々の心と体の健康を支える 行政保健師のやりがい

保健師 福祉健康局 地域保健課 佐々木 芙美
平成26年度入庁。H26~元町福祉健康センター、H28~泉野福祉健康センター、R1~地域保健課

街並みや自然、おいしい食。大好きな金沢のまちで、保健師として働きたい

金沢市役所に興味を持ったきっかけを教えてください。

歴史ある街並みが残り、緑や川の流れも美しく、食べ物もおいしい。都市もコンパクトで生活しやすい。大学生活を金沢で送るうちに、この街で働き住み続けたいと考えるようになりました。
保健師のイメージが形成されたのは、学生時代の実習においてです。中でも、実際に現場の保健師の方が、住民の皆さんと一緒になって健康づくりに取り組んでいる姿に感動しました。その様子を目のあたりにして、自分も保健師として仕事がしたいという思いが強くなっていきました。そして保健師になった時に、地域のために何ができるかと思いを巡らせたところ、大好きな金沢に暮らす人々の健康づくりに自分の持っている知識で貢献することが、自分の果たす役割だと考え、採用試験に応募しました。

不安を抱える相談者の力となれるよう、信頼関係の構築に努める

現在担当している業務はどんな内容でしょうか?

保健所での感染症対策を担当しています。感染症の予防啓発や発生時の疫学調査、結核患者の服薬支援などを行っています。新型コロナウイルス感染症に関する対応もその1つです。感染症に関する専門的な知識や、国の動向など常に新しい情報とその対応が求められます。まだまだ未知のことも多く、その場での判断に困り、悩むこともたくさんあります。不安を抱えている方や、悩みに押しつぶされそうな方からの相談も寄せられる中で、信頼関係を築けるよう相談内容に耳を傾け、相手の気持ちに寄り添うことで、少しでも力になれるように努めています。
電話相談が中心ですが、中には不安に駆られて実際に訪ねてこられる場合もあります。感染症の症状、受診や検査の方法といった個人の相談から、施設や職場等における感染対策といった幅広い相談を受けています。もちろん自分で対応が困難な場合は上司や同僚の助言を得ながら対応しています。さらに感染症発生時は現場へ出向き、調査や対策の助言を行うこともあります。「相談してよかった」と言ってもらえた時にはそれまでの苦労も吹き飛ぶほどうれしいですね。

市民の皆さんが理解しやすいよう、分かりやすい言葉で伝える努力を

今後の目標を教えてください。

相手に寄り添った相談対応を行うには、自分の知識や理解が十分にないと難しいので、日々勉強は続けています。また、専門的な知識や用語を市民の皆さんが理解しやすいよう、なるべく分かりやすい言葉で伝えるように心がけています。こちらの言葉だけでなく、相手の伝えたいことをくみ取り、理解できるよう、コミュニケーション力を高めるための勉強も必要だと考えています。本を読んだり、先輩に助言を求めるなど工夫しています。
また、新型コロナウイルス感染症の影響が大きい中、1年先の予想も難しい状況ですが、1日1日の仕事に向き合うことでスキルアップしていきたいと思っています。これからも、信頼を大切に、相談者の立場にたって物事を考えられるように努力を続けます。

メッセージ

相談しやすい職場で、健康増進、母子支援、感染症予防に全力

職場内には、20~30代の職員も多く在籍しています。困りごとや判断に迷うことがあっても気軽に相談できる雰囲気のある職場です。国の制度で、金沢市は「中核市」に指定されており、保健所政令市として石川県内の市としては唯一、自ら保健所を設置しています。その特徴から、市の専門職としてさまざまな経験ができ、スキルアップもできる体制にあります。
行政保健師として、市民の健康増進、母子支援、感染症予防など責任ある対応が求められますが、地域に暮らす人々の心と体の健康を支えるやりがいのある仕事です。採用試験に向けては、金沢市ではどのような健康づくりの事業を行っているのかを調べて、臨みました。業務に関心を寄せていただいた方と一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

1日のスケジュール

  • 事務処理

    メール、郵送物の確認をしたり、照会の回答を作成したりします。

  • 結核接触者健診

    結核の接触者に対して健康診断を実施します。

  • 結核患者面接

    結核患者が適切に治療を受けることができるよう、制度の説明や内服の確認を行います。

  • 記録・報告

    記録の作成、上司への報告を行います。

  • 昼休憩

  • 係内ミーティング

    係内で感染症の発生状況や業務の進捗について情報共有します。

  • 新型コロナウイルス感染症疫学調査

    新型コロナウイルス感染症の患者の疫学調査を行い、感染拡大防止に必要な情報を調査します。

  • 所長カンファレンス

    疫学調査をもとに、濃厚接触者や消毒命令の有無について決定します。

  • 施設調査

    感染症が発生した施設の調査や消毒の確認を行います。

  • 退庁